2012年03月08日

熊野古道と間伐体験

おさそい頂き、3月3、4日で熊野に行ってきました。
今回は、まだ行ったことのなかった熊野古道歩きと、間伐体験のセットということで、即決めました。

和歌山駅からバスに揺られ3時間。
だんだん深くなる山々。
圧倒的な大自然の中、まだ台風の爪跡が残るなか、ところどころ見える川の美しい色に目をみはりましたicon12
もし、住宅や工場がなかったら、日本全国こういう色の川だったのかなあと思うと、少し悲しくもなりましたが、目に焼き付けておこうと思いました。

和歌山の一番のディープ地帯。熊野、初めての古道歩き。
熊野古道と間伐体験

紀伊半島の南部は、古くから「熊野」とよばれ、清らかな所として多くの人々に敬われてきたそうです。
1000年位前になると神や仏のいる理想の世界と考えられ、修行僧だけでなく天皇を退いた上皇や貴族も大勢お参りするようになり、600年位前からは地方の武士や庶民にも広まり、多くの人々が熊野へ列をなす様は、「蟻の熊野詣」とまでいわれたそうです。



熊野参詣道(古道)とは、全国から多くの人々が熊野三山(本宮・新宮・那智)にお参りした道のこと。
京都を出発した人達は淀川を船で下り、摂津国(大阪)から紀伊国(和歌山)に入りました。
そこから、田辺まで海岸線を南下し、田辺から本宮に山の中を行く道を「中辺路」。
田辺から串本をまわる道を「大辺路」。高野山から南下する道を「小辺路」というそうです。


今回は、中辺路の途中にある、小口自然の家からバスで林道交差まで連れて行って頂き、
絶景の百聞ぐらを満喫して
熊野古道と間伐体験
熊野古道と間伐体験


その後、また林道交差まで歩いて戻り、小雲取越の道を小口自然の家へ向かい、約10km、4時間ほど歩きました。

着いたら足が。。膝が。。
お風呂につかり、冷えた身体を温めました〜

夜は、明日の間伐の勉強会。
熱心な森林協会の自治会長さんに林業の大切さを教えて頂きました。



次の日は、あいにくの雨。
山に入れないかと思っていましたが、小雨になったので、チェーンソーでの間伐の実体験をさせて頂くことができました。長くは出来ませんでしたが、山に入ることが出来て良かったです。

木と木の間に光を入れることは、森の循環のためには欠かせない作業。
計画的に順番に切っていくことで、木を太らせ、どの木を残すか選定できる目を養うことが大切だそうです。

とてもためになる2日間でした。
今後、長く続く予感のする出会いもいただきました。
いずみちゃん、引率してくれた方々、熊野川町の皆様、ありがとうございましたicon12











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